アイデア創発には批判されない環境作りを

アイデア創発には批判されない環境作りを

アイデア創発には批判されない環境作りを

企業担当者と消費者とでの共創ミーティングを実施する際に最初のステップとして他人の意見を批判しないというルールを決めて行う場合があります。  

価値共創ミーティングで守ってもらいたいこと

こらぼたうんにおける企業と生活者との対話

これはミーティングの際に参加者へ守って欲しいお願いごとです。

人が集まりアイデアを出し合って「新しい何か」を作ろうとするときに、アイデアを量産しさらにアイデアを改良・向上に結びつけていくためには他人の意見やアイデアを批判しない環境を作る事が大切です。

批判からアイデアは生まれない

「批判厳禁」「自由奔放」「質より量」「結合改善」といえばブレイン・ストーミングの4つのルールです。

 

1. 批判厳禁・・誰かがアイデアを出しているときは、他の人は決して批判的なことを言ってはいけない

2. 自由奔放・・「できる」「できない」を問わず、自由な発想で発言する

3. 質より量・・質は問わないから沢山出そう

4. 結合改善・・他人のアイデアに自分のアイデアを相乗りしてよりよいアイデアに

 

1の「批判厳禁」は「そんなのつまらないアイデア」とか「現実的に不可能でしょう」など他人の意見に対して批判的なことは絶対に言ってはいけないということです。

 

アイデアが出てこないのは、せっかく出てきたアイデアを批判してしまう人がいるからです。発言された意見は貴重な「アイデアの種」です。批判から入るとせっかくのその種を潰すことになってしまいます。

 

誰でも経験があると思います。自分の考えや意見を批判されると積極的に発言しなくなるものです。実にもったいないことです。 

 

雰囲気作りが大切

こらぼたうんにおける共創シーン

こらぼたうんにおける共創シーン

自分にはない常識外の未熟なアイデアに遭遇しても、自らを戒め批判を封印しない限りは、そのミーティングにおいては斬新なアイデアは顔を出さなくなります。

 

そうならないためにも参加者全員が協力し意識して他の人が萎縮するような空気をつくらない様にする事が大切です。

 

本当にイノベーションを起こしたいのであれば、アイデアを批判するのはもってのほかなのです。 


中間祥二 株式会社こらぼたうん代表取締役